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むし展展示作品「月の砂漠虫」

石粉粘土作品「月の砂漠虫」

ニヒル牛にて展示している、ドリーミータイプの「月の砂漠虫」です。

ドリーミータイプは、全部夜の風景。

ドリーミーということで、
ちょっと夢見がちな感じになるように、
幻想的な感じになるように、
うるさいぐらいに星を描いてみました。

 
ご存じの方も多いことかと思いますが、
「月の沙漠」(※)という童謡がありまして、
これがまた大変抒情的で美しい詩とメロディーによる名曲なのですが、
この曲のオルゴールが仕込まれた枕を2~3歳の頃に愛用していたんですよ。
※曲名の“砂漠”は“沙漠”と表記するそうです。うっかり「月の砂漠虫」って付けちゃったよ…。

長細いピンク色のウサギ型枕で、
お尻にしっぽを模した…にしてはいやに小さいプラスチックの玉が付いていて、
それをひっぱるとオルゴールが動き出すという仕組みでした。

子供用の枕にしては、渋い選曲ではありませんか。

幼い私はウサギさんの枕と「月の沙漠」のメロディーを
こよなく愛していたのですが、
いかんせん成長とともに枕はボロボロに。

使えなくなってからも大事に取っておいたのですが、
どうしてもお別れしなくてはならない日がやってきて、
ウサギさんには悪いがお腹を裂かせてもらって、
オルゴールだけを抜き取ったのです。

ということで、今もオルゴールは残っています。
幼少期の品々を集めた宝物ボックスに入れてあって、
普段はクローゼットの奥底に眠っているのですが、
大掃除の時などにふっと鳴らすことがあります。

大変心が休まる瞬間です。

そんな思い入れのある「月の砂漠」。
ドリーミータイプは、夜の風景で統一しようと思った時から、
絶対に「月の砂漠」を描こうと決めていました。

石粉粘土作品「月の砂漠」のサソリ

ちなみに、ウサギさんのイラストを描くと、
ついついピンク色に塗りつぶしたくなるんですが、
これもやはりこのウサギ型枕の影響なのではないかと思われます。