じゃん。
ツッチー1号とそのコピー達です。
左から、ツッチー1号(原型)、
ダイソー石粉粘土のツッチー、
プルミエ様とルナクレイ プロフェッショナルAを1:1の割合で混ぜたツッチー、
前述のふたつの粘土を2:1の割合で混ぜたツッチーになります。
このようによっつ並べて説明してみたところで、
私以外の方にはすべて同じツチノコに見えると思うのですが、
一応記述してみました。
さて、前回書きましたが、
どうしてもプルミエという粘土を使って複製したい私は、
樹脂粘土の強度を見込み、
混ぜ合わせてみることを思いつきました。
まずはプルミエ:プロフェッショナルAを1:1の割合で配合。
プロフェッショナルAは、というか樹脂粘土全般に言えるのかもしれませんが、
粘り気のある、大変コシのある使い心地です。
これをプルミエに混ぜてみると、
なんということでしょう!あの夢見るような柔らかな感触は消え失せ、
噛み過ぎて完全に味のなくなったガムのような
コシがあるという表現を遥かに超えた硬い感触に!!
若干不安になりつつも、ふたつの粘土を混ぜてこねて、
型に詰めて1日ぐらい経つと、
期待通りにコピーツッチー1号の第2弾(ややこしい…)が出てきました。
(これはいける!!!)
と、再び鼻歌が出そうになったのですが、
どうもこの1:1の配合だと樹脂粘土の特性が強すぎて、
いつものヤスリで彫ったり削ったりができないことが判明。
<上写真がいつものヤスリ>
これでは細かい、例えばツッチーの口の先端を鋭角に整えたり、
腹の溝などをクッキリと仕上げるといった作業ができません。
ミニルーターでも購入するしかありません。
まあ、ミニルーターはミニルーターでいつかは購入しようと思っているのですが、
どこのメーカーがいいかとかしっかり吟味したいので、
今すぐ買うのはちょっとなあ…となっていたところで思いついたのが、
プルミエ:プロフェッショナルA=2:1という配合。
プルミエの割合を多くすれば、乾燥後に削りやすくなるのではないかと。
あと、ふたつの粘土を混ぜる時も、もうちょっと混ぜやすくなるのではないかと。
ところがこの配合、プルミエが多いはずなのに、1:1の時よりもさらに硬く混ぜにくいことに!
一体全体、これはどういった化学反応なのでしょうか?
例えるのならば、噛み過ぎて味がなくなったガムを捨てる機会を逸し、
仕方なく噛み続けていたら
最早ガムではなくただひたすら硬い物体になってしまったという感じです。
ともかく硬いのです。
それでも必至に混ぜてこねて、型に詰めてみたところ、
確かに無事型から出てきたのですが、
プルミエとプロフェッショナルAが混ざりきっておらず、
ふたつの粘土がくっきりとマーブル模様を描く状態に…。
1:1の割合にしてミニルーターを買うべきか、
はたまた全然別の粘土を選ぶべきか、
ていうか石膏型に石膏を流し込んで複製ってできないものか、
ていうか流し込んで複製するならやっぱシリコン型だよなー、
シリコン、レジンキャスト、バリアコート、エポキシパテ…って、
私一体何が作りたかったんだっけ?
これです。
イージースリップです。
パッケージに書いてある通り、焼成しなくてもビスクドールが出来てしまうという
画期的な泥状粘土です。
なんだかんだ言って、あんなにこだわっていたプルミエでなく、
別の素材を選択するという結論に達したわけです。
これを型に流し込んで固めたら、いつものヤスリでも作業しやすい
適度な硬さをもったツッチーができるのではないだろうか!?
と、期待を抱いている状態で、今は止まっています。
注文したイージースリップが届いた頃には、
自分の中で決めていた勉強&練習期間が終わってしまったので、
実はまだ試していないのです。
流し込み口のある新しい型も取らないといけないしね。
ということでツッチーの複製はひとまず保留です。
もしかしたら、今進めている別の作品で、
イージースリップを試すかもしれません。
今回は、長い上に、粘土を使ったことのない方には非常に分かりづらい
マニアックな内容になってしまってごめんなさい。
詳しく書こうとしたらとんだ大長編になってしまいそうだったもので…。
型取りの勉強&練習の記録は今回でひとまず終わりですが、
次回は番外編で「お道具編」を書こうかなと思っています。
もうしばらくお付き合いいただければ!